良いあそなすちゃん

良い方のあそなすちゃんです!

思い出す瞬間

自分がニートだったころの話。なんだか昔話を最近よく書いている気がするね。

ニートだったけど、家事とかはせねばならなくて、まぁ、小学生のころから両親が共働きだったから家事をするのはそんなに苦じゃなかったし、家事といってもそんなにすることはなくて洗濯とか掃除とか猫の世話とか猫の世話とかあと料理。

料理をするのは大抵夜ご飯なんだけど、お昼はだいたい自分1人の分をつくって食べてた。お昼、あんまり食費かけたくなかったから冷蔵庫にある食材だけで作ろうとしていて、よく作っていたのがチャーハンでした。

チャーハンはとにかくご飯と野菜を炒めればどうにかなるので手軽だった。手軽でほぼ毎日つくってたら、IHでも充分パラパラでうまいチャーハンがつくれるようになってた。

気軽につくれて、うまくて、繰り返し作ることで、錬度が上がれば見た目や味も見違えるようによくなると言う意味ではチャーハンはすごい料理だと思う。

で、なんでチャーハンのことを思い出したかというと、今日家に帰ってきて、部屋が少し暑くて、湿度も高くてぬわっとする空気が顔に触れた時、実家のキッチンで料理をつくっていた時と同じ空気の質感だなーとぼんやり思っていたら、チャーハンのことを思い出した。

記憶に頼るときは「なにしたっけ?」よりも「どういうものが周りにあったかな」と思い出そうとするほうが思い出しやすいと普段から感じている。

僕は、直島の地中美術館の、凛とした空気感に包まれた部屋に飾ってあるモネの睡蓮の絵を思い出すときには睡蓮の絵を思い浮かべない。その絵が飾ってある空気感を最初に思い浮かべるんだよね。

写真と似たことだと思うけど、記憶したいこととか覚えておきたいことはその時の見の振る舞いよりも周りの雰囲気を覚えるほうが好きだな、特にライブとか。