高専カンファレンス in 東京 2018の今 #kosenconf
開催宣言から早くも3ヶ月以上経っているが、やっとのことで会場が確定した。RubyKaigiほどではないけど会場を選ぶのには一苦労したという感じ。具体的には、比較的先のイベントに対して、無償でレンタルスペースを貸りれて*1、箱を2日連続で抑える、という要件は実はかなり厳しい。かと言って、お金を積んで解決、というにはそれなりの覚悟が必要になる。参加者の半分が学生になるので、チケット代で箱代は賄えるところまではいかないし、かと言って箱代の為にスポンサーを獲得するのも、おそらくお互いの利害が一致しない可能性の方をちょっと危惧*2していたりもした。大学の一部の施設借りる場合でも、結構制約が大きいような感覚が前回の開催で感じた。
今回たまたま本当に良いタイミングで打診することができ、DMMさんのDMMグループセミナールームというとても綺麗で広い会場をお借りすることができた。関係者の皆様には本当に頭が上がらない。
MLにも案内している通りで*3、今回は1日のみ開催だけど、午前中から開始、懇親会込みで20時頃に解散という流れで、トークに関しては2トラックで座組を組んでいる、そんで最大のポイントとしては遠隔地に住んでいる学生に向けて参加費支援制度を用意しているという点を上げておきたい。
この制度は会場までの交通費と必要ならば当日または前泊の宿泊費の一部を支援するというもので、学生を対象に近く応募をかけることになると思う。狙いとしては、遠隔地にいる高専生たちを社会人パワーで一同に集めてみたいという実験的な側面と、普段はインターネット越し、むしろ今だと飽和しすぎて逆に出会えていないかもしれない学生たちを集めた上で様々な技術についての発表に触れてみてほしいという思いがある。僕は高専カンファレンスにたまたま参加したことで人生が変わった人なので、何かの行動を起こすキッカケという点で高専カンファレンスはとてもよい分岐点だったな、と感じている。その可能性が今でもあるのか?というのは実行委員の僕が見てみたいところ。
当時は参加することが目的ではなくて「何にもなれないモブの俺」が何かになろうとして*4がむしゃらにあちこちに突っ込んでいったらそれがたまたまヒットしたのか、そういう土壌があったのかというのも振り返ってみると感慨深い*5のかもしれない。また開催のテーマもあるのだけど、これを1文で書き下すと「多様化する技術との邂逅」となり、スタッフから絶句される。僕もそう思う。200文字ぐらいまでは短くできたんだけど、今回は招待講演をいくつかお願いしようと考えていて、高専で学んでいることだけが技術ではなく、高専で学べること以上に高度な技術も(いやまぁ当然なんだけど)あるんだ、みたいな講演と共にテーマを書きたいんだけど、それが「多様化する技術との邂逅」にまで書き下るのはなんかこじらせているような感は否めない。 mirakuiさんが言っている「Beyond the Boundaries」に近しい感じはしている、高専と会う境界を超えて、または技術という境界を越えて、的な、そういう感じはない?かな。うーん...。(もう少しこのあたりは誰かと喋るとよいかも)
というわけで、そんな僕が実行委員長をやっている「高専カンファレンス in 東京 2018」は2018年7月15日(日)に開催を予定してます。しばらくするとトークの募集や件の参加費支援制度の応募などなどが開始されるのでstay tuned。