良いあそなすちゃん

良い方のあそなすちゃんです!

高専カンファレンス in 釧路 1日目 #kosenconf946

やっと当日のことです。
当日の朝は何やら面白いことがあったらしいですね。

0日目に一緒にいたRooandQooくん(るーくちゃん)じゅーんさんは当日はスタッフでわたわたしてました。
僕は受付スタッフの練習台として何度かシミュレーションを手伝ってあげたりしてました。
あと、この写真とってたりしてました。
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釧路高専についたのが9時ごろで、なんだかんだで準備とかスタンドアップミーティングをやったりとかしてたらなんやかんやで高専カンファレンス釧路が始まりました。

はじまり

ここでちょっと遡って僕が高専カンファレンス in 釧路に参加しようと思った理由について。
そもそも僕は津山高専という釧路から遠く離れた西の方にある高専出身で、釧路高専とのつながりは近所で働いている人たちがたまたま釧路高専出身だったというだけです。
それなのになんでわざわざ釧路に行こうと決断したのは、さらに時を遡り今年の9月。札幌Ruby会議2012(以下、sprk2012)に参加した後だと思う。


sprk2012に参加したこと

端的に言うと、srpk2012に参加した日から毎日が充実していた。あの意識の高まった充実した日々をまた味わいたくて釧路まで行った。当時僕はまだひよっこで、Rubyのコミュニティに触れて、いろんな影響を受けました。Rubyによる開発手法や、Rubyを使っている会社でどういう社内のコミュニケーションが行われているかとか、それらは僕の中ではひとつのパラダイムとして吸収され、今でもsprk2012で得たパラダイム(枠組みという意味よりも概念や思想・考え方に近いかも)を元に行動をするようになった。

sprk2012ではたくさんの発表者を始め、Attendeeのみなさんからたくさん勉強して、書くコードもそうだけど、今まで以上に勉強会に参加したりと生活レベルで少しづつ変わっていったぐらい影響(エフェクト)を受けた。
そうしたなかで「僕もどこかで同じように誰かに良い影響を与えられるようなお返しをしたいな」と思っていたところに、同じ北海道という地で開催される高専カンファレンスがあって、しかも、釧路高専の現役生だけじゃなくて北海道各地からも参加者がくるとのことで、ここだ!というタイミングなのでした。
もし、今回僕が釧路に参加して、発表して誰かにエフェクトを届けられたら嬉しいなぁ。という気持ちで参加しました。
そんな初釧路での僕の発表については以下。


一般発表をしたこと

今回一般発表に申し込んだら採択されて10分の枠を頂いてしゃべってきました。
タイトルは「Web駆動私生活」

読むだけじゃちょっとわかりづらいかもですが、Webの説明のところはホント謎だと思う。
なんであんな図にしたのかは今でもうまいこと説明できないんだけど、
単純に教科書に載っているような、インターネットの雲があって線が引っ張ってあってPCと繋がっているようなのをWebの説明には使いたくなかったというのが第1。あんなの意識してWeb使ったこと無い。
第2に自分の言葉で語りたかったからだと思う。「インタネーットではパケットを飛ばし合って、情報のやり取りをしてんだぜー」とか言っても多分情報科の人たち以外には理解されないだろうし、普段良く使う『デバイス』と『コンテンツ』で僕なりにWebを説明したつもりです。
それにしてももっといい図はつくれただろう。ちょっと力量不足で残念だった。精進します。

そして、僕がWebに駆動させられて生活しているかを示すために実際にデモをやった。
『ソーシャル目覚まし』
http://asonas.jp/

デモもちょっと拘ってiOSシミュレーターを使ってみたんだけど、一部の人に『iPhoneアプリ』をつくったを思われて「しまったなぁ」と頭を抱えてしまった。
iOSシミュレータを使った理由にはPCを持ってない会場の人たちにも「スマフォでも見れるぜ〜」という演出をしたかったためです。
実際どれだけの人がスマフォでアクセスしたかはわからないけど(アクセスログしらべたらわかるけど)、デモを始めてから発表が終わるまで目覚ましが鳴り続けていたのはとてもおもしろかった。


(僕の)もののつくりかた

また、僕が抱えている問題をベースにつくりたいものをつくりました。という問題解決までの道のりを意識して話をしました
僕は朝が弱くて、それを解決するために、プログラムとWebの力を使うことにしたのでした。単に設定した時間に目覚ましがなるようであればそれでも立派な目覚ましだったんだけど、残念ながら、僕は一度コンパイルをするようなプログラミング言語には触ったことが無い上に、生まれてこの方Webアプリケーションしかつくったことがないので、Webアプリケーションとして目覚まし時計をつくりました。
まぁ、「なにでつくるか?」みたいな手段はどうだっていいんだけど、重要なのは、今ある身近な問題をどうやって解決するか?っていう目的を設定するのが大事だと常々思っています。

それと今回の目覚まし機能には構想段階ではたくさんのことをやりたかったのだけども、多分それを全部やろうとすると普通に2ヶ月とか3ヶ月かかるぐらいのボリュームでした。
なので、最初に小さくリリースすることにしたのです。
ホントにボタンを押すだけで僕のiPhoneがなるだけの機能をリリースしました。
すると、スライドにも書いてあるように予想以上にiPhoneが鳴る自体になって大変な目にあったから次はAPI制限をつくって、またリリース。
割りと落ち着いてきたから、最後に目覚ましを鳴らした人が表示されるようにして、リリース。
そして、Twitterのタイムラインを取得してキーワードから僕を起こせるような機能を実装して、リリース。

ものをつくる上で想定しきれないバグや不具合があります。それらを継続的にリリースするために、まず小さくはじめることが大切だと思います。
小さく機能を分割してリリースして、しばらく様子を見てフィードバックを重ねて改良改善を重ねていくことで、一度の機能を開発することにそんなに体力を使うことなく、ものをつくりつづけられる。

そんなことが言いたかったんだと思います(実際には言ってないけど)

一般発表で結構時間たっぷりあってスライドもたくさん用意したけど、喋りたいことは全然喋られなかったなー。次はもっと喋りたいことをまとめて喋ろう。


LTでしたこと

このとき、LTが超したくてたまらなかったのです。








それでできたスライドがコチラ


この発表では、

  • 自分が抱える問題ではなく、自分が実現したい世界を実装する
  • いつも開発をしているメンバーといること
  • 一緒にものづくりをできる人がいるとものづくりをしていて楽しい
  • メンバーがそれぞれのスキルを持ち合わせることで3日という期間でも、ものはつくれる

ということかなと。
当日につくった資料なのでロゴとか背景とかを入れるだけで精一杯でした。
肝心の地獄のミサワもLTの準備中に表示してしまい始まる前から終わっていた状態でした。ぐぬぬ。

デモにReflectionというアプリをつかったんですよね。
http://reflectionapp.com
このアプリケーションはトライアル版であれば10分間使えるので、LTなどでデモをするのには持って来いだと思いました。
実機を使って画面に映し出せるので大変便利。
3日間でつくったアプリだけどちゃんとデモを仕組めるぐらい喋れて安心できた。

また、milistをTechWaveで紹介されました(ありがとうございます!)
http://techwave.jp/archives/51769930.html

ふたつの発表
 
一般発表で言いたかったことは『自分の問題をものをつくって解決する』
LTでは『自分と一緒にものをつくってくれる人と楽しく開発する』

ものをつくることにおいて、必ず、解決したい問題や変えたい世界があるはずです。
それを実現するために、1番近道なのは、自分で問題を解決するためのプログラムを小さくつくること。そしてそれをフィードバックとともに改良し続けること。
2つ目は一緒に開発できる仲間を探して、一緒に開発すること。
長く一緒にものをつくっている仲間がいると、サッと集まってシュっとつくってリリースみたいなのができる。
お互いに何が得意で何が不得意かをみんな理解していて、実現したい機能に関してみんなで見積りができる。

僕は未だに高専のときの友達とものをつくったりする。
milistのメンバー以外では、去年の文化祭前日に津山入りして、文化祭当日にTwitterのハッシュタグを拾ってきてそれをFlashでアニメーションさせながら表示させるアプリをつくったりするし、今もちょくちょくものをつくったりするし、その友人とはクックパッドが開催している24コンテストに第1回から参加していて、毎年一緒に参加していたりもする。
彼とは腐れ縁のようなものでずっと突発的(徹夜)な開発をしているけど、毎回それなりのクオリティになるし、つくっていて楽しい。
高専には4年間しか行ってないけど、その間にできた友人とは9年一緒にものをつくってたりバカなことをしてるし、これからもするだろうなーと思っている。

単純にものをつくりあげることは楽しいし、それを誰かと共有できるのは楽しいとおもいます。だから高専にいる間に一生ものをつくれるパートナーを見つけられるとよいと思います。

懇親会と二次会のこと

僕はおじさんなので、お酒を飲むと説教をします。


なんか、この場では「もののつくりかた」とか「どうやってものを作り続けるか」みたいなことをしゃべり通してました。死にたい。
あー、懇親会とか二次会はよく覚えてないです。迷惑をかけた感じしかない。猛省です。あああ・・・。

まとめ
高専カンファレンスで発表するのは2度目ですが、一般発表みたいにLTよりも長くしゃべるのは初めてだったりしたので、緊張したのとすごく楽しかったのと両方あります。
次、どこかで発表するときも何か楽しいものをつくって会場でわいわいできるようなことを発表したいなーと思ってます。

さて、長くなりましたが、1日目に関しては以上です。