良いあそなすちゃん

良い方のあそなすちゃんです!

自分だけの料理をつくるということ

僕とカレー

昔から料理が好きで、自分が食べるだけの食事を用意していた。
最近は色々あって料理をする機会が減っていたんだけど、土曜日にすごくカレーが食べたくなった。ココイチとか代々木のアヒリヤとかキャンプみたいな小奇麗なカレーじゃなくて、ふっつーのカレー。人参とじゃがいもと玉ねぎと牛肉とこくまろでつくったカレーを食べたくなった。

カレーには結構思い出もあって、初めてつくったのは昔は昔の小学4年生ぐらいで、両親が共働きを始めたころに兄弟に晩ご飯を用意しないとダメな時期があってで母から2千円ぐらい渡されてスーパーで買い物をして、1人で料理をする前から母親に教えこまれた通りに野菜を炒めて肉を入れて水と少しの出汁でしばらく煮込んでからカレーのルゥを入れる。書いてみればこんなもんだけど、今でもこの基本のレシピは守っている。

そんなカレーだが、一時期味に飽きてきて牛乳やインスタント珈琲を入れたり、カレーのルゥではなく、カレー粉からつくったりと変な方向に凝っていった時期もあった。

僕と料理

僕は料理をするときに料理をしながらつまみをつくることが多い。今回だと日本酒の肴にサンマのなめろうをつくった。

そもそも、なんでこれからご飯をたべるのに肴なんか用意するんだっていうのは、まぁまさにそうでして。その昔、今度は20ぐらいの時の話。当時はニートで(またニート時代の話か)兄弟に晩ご飯をつくっていたんだけど、ご飯をつくるのにマンネリを感じてきたし、自分がつくるご飯にも少し飽きてきたのもあって、兄弟とは違う料理をつくろうと思ったのが始まり。

これがなかなか楽しくて、そもそも食材を買いに行く時点から楽しくなった。兄弟が食べる食材とは別に自分の料理をつくるわけだから食費も少しかさんでしまう。ただ、そればなるべく避けたかったから、いかに兄弟と同じ食材で違う料理をつくるかを色々考えるようになった。

料理をするときも常に同時進行で自分と兄弟の分の食事をつくるから、格段に料理の手際もよくなっていったし、慣れてきた頃には、実家で毎年漬けていた梅酒をソーダで割ったのを飲みながら料理をしていた。この頃から料理をするときにお酒を飲むようになった。

しばらくして、単にお酒に飲むのに飽きてきて肴がほしいと思ってきた。だから自分の料理を自分の肴にするようにした。料理をする手間から手軽につまめる肴になったので手間は軽くなっていった。例えばじゃがいもと人参が兄弟の食材にあれば短冊切りにして醤油と砂糖と唐辛子で甘辛く炒めたり、豆腐があればミョウガとネギと大根おろしとか、光物の魚だとなめろうにしたりとか。

そうやって僕がつくれる肴のレパートリーは増えていったし結構楽しかったな。肴、大抵料理してる間にできちゃうので、パクパクしながらつくってるとメインの料理が完成するころには完食してるし、いい感じにお酒も入ってるのでそのままお風呂に入って寝る感じになる。

ちなみに、今回つくったなめろうは、サンマの刺し身を買ってきて、サンマ、生姜、大葉、ミョウガ(の内生姜と大葉はサンマの刺し身に入ってた)を刻んで、味噌と日本酒で混ぜるだけなので大変手軽でよい。味噌をすくったスプーンでそのまま食材をまぜ、てそのまま食べられる。自分のためだけの料理をつくってるときはこの気軽さがとてもよい。